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2025/03/04

舌下ワクチンの安全性に関する研究論文がVaccines特集号・Influenza Virus Vaccinesに 掲載されました 。

舌下ワクチンの安全性に関する研究論文がVaccines特集号・Influenza Virus Vaccinesに掲載されました。
・掲載雑誌・巻・号・doi:Vaccines 2025, 13(3), 261; https://doi.org/10.3390/vaccines13030261
・論文タイトル:Safety Assessment of a Sublingual Vaccine Formulated with Poly(I:C)
        Adjuvant and Influenza HA Antigen in Mice and Macaque Monkeys :
        Comparison with Intranasal Vaccine
・著者    :Tetsuro Yamamoto, Fusako Mitsunaga, Atsushi Kotani, Kazuki Tajima,
        Kunihiko Wasaki, Shin Nakamura *
        (*責任著者、中村 伸)
・論文概要:
舌下ワクチンに関する一連の開発研究として、今回はインフルエンザウイルスHA抗原とPoly(I:C)アジュバントを用いた舌下ワクチンについての安全性について、鼻腔ワクチンとの比較検討を実施した。
具体的には脳・神経系(嗅球、橋)、肺あるいは/及びリンパ節などでの炎症性サイトカイン類遺伝子の発現変動を指標に、舌下ワクチン及び鼻腔ワクチンの安全性をマウスとカニクイサルで定量比較した。
結果的には、舌下に比べ鼻腔ワクチンは、嗅球、橋及び肺への炎症惹起作用(副作用)が強く、ことに、マウス/齧歯類ではカニクイサル/霊長類に比べ嗅球及び橋への炎症効果(副作用)が強いことが明らかになった。
今回の比較研究から、舌下ワクチンの安全性が検証された。

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