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2024/06/20

インフルエンザ舌下ワクチン(HA抗原及びPoly (I:C) アジュバント)について、カニクイサルでの有効性、安全性及び免疫応答の機序に関する論文が“Vaccines”に掲載されました。

インフルエンザの感染防御を目指した粘膜ワクチンの開発試験の一環として、カニクイサルでの試験成果が、Vaccinesのspecial issue"Recent Advances in Vaccine Adjuvants and Formulation"に掲載されました。
インフルエンザの感染を防ぐには、インフルエンザウイルスの侵入経路となる外気道(鼻腔、口腔)における粘膜免疫・分泌型IgA抗体産生の産生誘導が重要となります。昨年は、サルモデルでの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する舌下ワクチンの受託開発試験を実施し、その成果を論文公表しました。
 本年はサルモデルでのインフルエンザ舌下ワクチンの受託開発試験を実施し、ワクチンの効果・安全性及び免疫応答の分子機序についての成果を得て、その論文がVaccinesに掲載されました。

・Authors: Tetsuro Yamamoto, Makoto Hirano, Fusako Mitsunaga, Kunihiko Wasaki, Atsushi Kotani, Kazuki Tajima, and Shin Nakamura* (*Correspondence).

・Title: Molecular Events in Immune Responses to Sublingual Influenza Vaccine with Hemagglutinin Antigen and Poly(I:C) Adjuvant in Nonhuman Primates, Cynomolgus Macaques.

・Journal:Vaccines 2024, 12, 643. https://doi.org/10.3390/vaccines12060643

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